【報告】6月25日空気環境アドバイザー認定式とセミナー
6月25日(火曜)10時半~14時半まで
春日井市の日輪キャピタルカスタマーセンターで、(主催 日本室内空気保健協会)空気環境アドバイザー認定式とセミナーを開催しました。参加者23名













第一部セミナー
テーマ「地球環境、住まい環境と家具」
(株)クオリア・コンサルティング 代表取締役社長 大塚久美子 氏


オープニングでは、なぜ家具と関わるようになったのか家族構成や幼少の頃もお話され、今もずっと家具に関わる事業をしコンサルティング事業などをしている経緯を話されました。
セミナー内容は、家具の材料で細かいチップを集めた合板は、合板の中でも接着剤量が多く、揮発する化学物質が多いとのことです。大量生産される家具のリスクを学びました。
また、昔の家づくり、家具作りは接着剤がなぜなくても組み立てることができるのか説明されました。質問も積極的で参加者は、全員満足し喜んでいる様子がとても伝わりました。
参加者の感想
①家具の接着剤による空気汚染は正直考えが及びませんでした。薪ストーブ近くの家具など温度が上がるのでとても参考になりました。25℃以上の温度で放散が始まるらしいです。薪ストーブ近くは簡単にそのくらいの温度になるので、、、。 |
②わかりやすかった。 |
③今後の家具を購入するのに参考になりました。 |
④私にとって聞く機会のないお話しでしたのでとても勉強になりました。品質維持の重要性とはを確認できる貴重なお話しでした。どんな環境下でも正しく把握する事と正しく伝える事、そして物事の本質を見抜く力は必要なんだと再確認できたそんな時間となりました。 ありがとうございました。 |
⑤家具の話は大変勉強になりました。 プロキシーファイトのお話も聞きたかった。 |
⑥家具の歴史や背景の知識や接着剤の種類や成り立ちなど勉強になりました。 |
⑦基本的なことが分かりやすく説明されていたので、普段、家具に携わっていない方にはとても参考になったと思います。言葉だけで知識を覚えるより、理解が深まるのではないでしょうか。 |
⑧家具材による使用化学物質(接着剤)の違いなどがわかって良かったです。伝統的な作り方の家具は、「伝統を残す」という視点だけでなく、化学物質の使用が少なく健康への影響が少ないこと、大切に使えば長持ちして環境負荷が低くなること、などの良い面も広く知ってもらい、大切に残していくことが重要だと思いました。家具を動かしたりするサービスのお話を聞いて、作業する方の服装も環境や健康に配慮したものになると嬉しいな、と思いました。(私は化学物質過敏症で、香の強い柔軟剤や抗菌洗剤を使った方は家に入って頂けないため、大型のものを買ったり、家を修理するのにかなり困難を感じることがあります。) |
第二部セミナー
「合理的配慮の義務化で私たちができることは何?~化学物質過敏症患者と事業者の事例から考える~」講師 当協会代表加藤美奈子、コメンテーター 空気環境アドバイザーでナチュラりんく代表古庄紋子さん






グループごとに発表していただきました。それぞれの立場を考え、最後は建設的なコミュニケーションをとり対応ができるようそれぞれで自分なりに考える時間となりました。
化学物質過敏症の参加者2名が、どのように困っているのかをつたえていただいたことで、どうやって対応をしたらよいのか具体的に想像できことは大変有益な時間となりました。
参加者の感想
①正直今まで考えた事なかったですが、仕事柄家の中に入りお客様と関係を持ちますから、注意が必要だと痛感しました。過敏症で悩んでいる方からの意見がリアルで現実感を持って対応しようと思いました。 |
②建設的な対話の難しさを感じました。 訴え、意見はもちろん、人によって伝え方も受け取り方も変わってしまう為間に入る合理的配慮をまとめる人材は今後必要となってくると思いました。合理的配慮をまだまだ知らない方が多い世の中ですので一人でも多くの方に正しく広まる事を願っています。 |
③CSのかたも参加していただき勉強になった。 |
④まずは合理的配慮の正しい知識を自分が学ぶ事、またそれを周知していくことが大事だと感じました。 |
⑤当事者が参加して感想を聞けたのが良かったです。また、それぞれの立場からの意見を出し合うのも、ワークだからしやすかったです。 |
⑥過敏症、事業者各々の立場とそれを踏まえた解決策を考え、他の人と意見交換出来たのはとても有意義でした。また、このワークショップを通じて、化学物質過敏症のことを知って頂けたのも良かったです。事例では、役所もなんとか解決出来るように、話し合いの間に入ってくれていたのが、東京は進んでいるな、と感じました。 |
イベントの様子をまとめた動画をご覧ください。参加者の発言も聴けます。